コラム

ゼロから始める Aruba 無線LAN
コーヒーブレイク(1)アクセスポイントから電波がでない!?

2024.06.20

こんにちは! 無線LAN業務を担当しているシュガーです。
またまた間が空いてしまった…決してサボっているわけではありません( ゚Д゚)汗
さて、前回までは手順をツラツラと書いてましたが、今回は作業の中に起きた出来事について書こうと思います!

再起動したらアクセスポイントから電波がでなくなった!?

ある日、アクセスポイント設置済みのお客様先でレイアウト変更があり、アクセスポイントの設置場所も変更することになりました。
元々LANケーブルは余剰を作っていたので工事はスムーズに完了したのですが、アクセスポイント移動後の稼働確認にて問題発生!!!
なんと、一部のアクセスポイントにて赤ランプが点灯していて、電波が発生していませんでした。(システム:赤/ ラジオ:オフ)
GUIでも起動は確認できましたが「ダッシュボード>アクセスポイント」にてラジオ部分が「-」表記になっていました。

移動後の初回起動は問題なく稼働していたので、なんでだろうと思ったのですが以下が判明しました。
・LANケーブルの抜き差し → 電波OK
・アクセスポイントをGUIから再起動 → 電波NG

アクセスポイントのダンプ「AP Tech Support Dump」を取得したところ、Power StatusにてLANケーブルの抜き差し後は「POE AT」、GUIから再起動した後では「POE AF」となっていました。(画像はGUIから再起動した後のダンプ)

PoEスイッチは「802.3at PoE+」に対応しているにもかかわらず、アクセスポイント側でのPoE給電状態は「802.3af PoE」に…なぜ?
アクセスポイントとPoEスイッチのFWバージョンを確認したところ、アクセスポイントは当時の最新バージョン、PoEスイッチは導入当初の何世代か前のバージョンでした。そこで、PoEスイッチを最新バージョンにあげたところ、GUIから再起動しても問題なく稼働するようになりました!!
GUIからの再起動と物理的にLANケーブルの抜き差しするのでは挙動が異なることやバージョンアップの大切さを改めて痛感しました。
では、また次回コラムでお会いしましょう!気になることなどあれば、気軽にお問い合わせください。

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