与信基盤システム開発実績

Credit System Development

クレジットカード事業
決済 与信基盤システム

システム開発概要

クレジットカードの入会や決済に使われる与信基盤システムの開発実績です。与信基盤システムでは、カード発行時の審査だけでなく、カード利用時にも過去の利用状況などを総合的に考慮して決済の可否を判断します。この与信管理に関わるシステムを当社が開発しています。本システムは大規模なものであり、フレームワークなどの開発基盤を決めるプロセスである要件定義などの検討段階「超上流工程」から、基本および詳細設計を行う「上流工程」を経て、製造や試験といった「下流工程」、そして運用・保守までを対応しています。

与信基盤システムの特徴

キャッシュレス決済の浸透にともない、多くの消費者がインターネット通販や店舗での買い物の支払いにクレジットカードを利用しています。一方で、クレジットカード会社は安全かつ安定した決済や適切な入会審査を行う必要があります。そのためクレジットカードの与信基盤システムでは、円滑な決済処理や入会審査のためにセキュリティの確保や正確性を実現させることが要となります。

与信基盤システムの開発実績

開発実績の一例をご紹介します。

求められる要件

与信基盤システムには一般的な法令要件として割賦販売法や特定商取引法、消費者契約法、貸金業法などが関係し、個人情報を扱うことからセキュリティの確保やシステムの正確性が特に求められます。

プロジェクトの開発手法

本システムではWeb画面の構築だけでなくAPIやバッチ処理、非同期処理などの処理方式を実現しました。現代のシステム開発で使われる幅広い技術を網羅しており、他の分野の開発でも通用するデファクトスタンダードの技術を使用しています。

開発全体はウォーターフォール型でしたが、「チケット駆動開発」や「CI/CD」といった手法を取り入れ、検証が済んだものから速やかにリリースできる仕組みを実現しています。

課題の克服から安定稼働へ

大規模な基幹システムの開発では試験に関する制約が多くあります。本システムは連携するシステムが多岐にわたり、「他システムが開発中の場合は、試験に必要な関連データを自分たちで作らなければならない」、「他システムの稼働時間外は試験を実施できない」といった点が課題となりましたが、これまで当社で培ってきた基幹システムの開発知見や過去の経験を活かし、制約のある状況下においても正確かつ円滑に試験を行いました。

今回の開発プロジェクトは準備や設計などの工程で約1年、その後の製造工程で約2年をかけましたが、この期間のほとんどは新型コロナウイルス感染症の影響を受け、リモートワークで開発を進めなくてはなりませんでした。リモートの環境であっても、ビジネスパートナーを含めてチーム間で密にコミュニケーションを取り合ったことにより大きなトラブルなく開発を進めることができ、リリース後も安定稼働を実現しています。

開発実績

クレジットカードシステム分野において、当社では以下のシステムの開発実績があり、その他のシステムについてはお問い合わせください。

  • 与信基盤システム

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